ドイツの大学院行きたいけどGPAってどれくらい必要なの?
簡潔にすると「学校による」が答えになるわ!
でも高ければ高いほど良いんだよね?
高いことは良いことだけど、GPAだけで決められないのがドイツの大学院よ!
GPAとは?
GPAはGrade Point Averageの略称で日本語でいう内申点、ドイツ語でNotendurchschnittといわれるものです。
アメリカが基準になって作られた成績の評定方法で、A〜F(Eなし)の5段階で各アルファベットに点数をつけることで数値化し、評価されます。
ドイツではA〜Fまで6段階で評価され、アメリカの点数と異なると同時に評価点数が逆になってきます。例:アメリカA=4ポイント ドイツA=1ポイント
ここがGPAが難しいと言われる理由となります
ドイツ式GPA(ETCS式) European Credit Transfer System換算表
成績評定/(ECTS) | 点数(Grade Point) |
A(excellent) | 1-1.3ポイント |
B(very good) | 1.7-2.0ポイント |
C(good) | 2.3-2.7ポイント |
D(satisfactory) | 3.0-3.3ポイント |
E(sufficient) | 3.7-4.0ポイント |
F(failing) | 4.3-5.0ポイント |
日本式GPA換算表
成績評価(Letter Grade) | 比率(Percentage) | 点数(Grade Point) |
優またはA | 80~100 | 4ポイント |
良またはB | 70~79 | 3ポイント |
可またはC | 60~69 | 2ポイント |
不可またはD | 0~59 | 0ポイント |
準備するもの
計算方法は国によって大きく異なります。
また国によっては特定の点数が異なっておらず、数点の差異がありますのでご了承ください。
計算する前に以下の3点を準備してください。
- 成績表
- 単位数
- GPA換算表(上の表2つ)
週に何回その授業を取ったか思い出してみて!週の授業=単位となります。
GPA計算方法
もしあなたが一年で下記の単位数をとった場合はこのような計算方法になります。
- 成績Aの科目……3単位(週に3回授業があった)
- 成績Bの科目……5単位(週に5回授業があった)
- 成績Cの科目……4単位(週に4回授業があった)
- 成績Dの科目……6単位(週に6回授業があった)
- 合計18単位
ドイツ式(ETCS式) European Credit Transfer System
点数が異なるため2つの場合で計算しました。
ドイツ式の場合点数が低ければ低いほどGPAが高いという結果になります。
アメリカ評価点数が逆になるのでご注意ください。
成績評定/(ECTS) | 点数(Grade Point) |
A(excellent) | 1-1.3ポイント |
B(very good) | 1.7-2.0ポイント |
C(good) | 2.3-2.7ポイント |
D(satisfactory) | 3.0-3.3ポイント |
E(sufficient) | 3.7-4.0ポイント |
F(failing) | 4.3-5.0ポイント |
最高の場合
(Aの単位3×1.3ポイント)+(Bの単位5×2ポイント)+(Cの単位4×2.7ポイント)+(Dの単位6×3.3ポイント)÷ 合計18単位=2.47
最低の場合
(Aの単位3×1ポイント)+(Bの単位5×1.7ポイント)+(Cの単位4×2.3ポイント)+(Dの単位6×3ポイント)÷ 合計18単位=2.15
エッセイ
大学や大学院によってエッセイは提出不要の場合もありますが、基本的に入試試験の一部となります。
エッセイの内容は決められている場合もあり、一概には言えませんが「何を勉強したいか」「入学希望の理由」「何を成し遂げたいか」などです。
文字数3000文字程度(ページ2枚)での提出が一般的のため難しい方はChatGPT等うまく使いながらエッセイを完結させましょう!
最近大学はChatGPT等のAI文章に対抗するシステム等を導入しているため、一分利用をおすすめします。
推薦書
海外の大学や大学院に必須の推薦性は、先生や上司、友達などに記載してもらう書類です。
「あなたの努力」「どんな人間なのか」「大学にどんなメリットがあるのか」等を記載すれば問題ありません。
長文である必要はないので身の回りの人に推薦状は書いてもらいましょう。
基本的にだれでもOKだよ!
面接
面接はパーソナリティ、ロジック、英語力、大学に適用できるかなどを試されます。
多くの場合オンラインですが、現地のみの大学もありますので各大学の応募要項を確認してください。
緊張せずにありのままの自分を出そう!
実績、部活動やボランティア活動
上記のGPAや面接等も大きな比重を占めていますが実績、部活動やボランティア活動も考慮されます。
これは達成したをアピールできる場所でもあり、意外な一面を共有できる大切セクションとなります。
例:仕事で何%の売上を達成した。
例:部活動でチームワークを活かし全国大会に出場した。
例:町民との交流を深めゴミ拾いなどを行い表彰された等
海外大学ではこれが大きく反映される傾向にあるらしい!
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