最近変なニュースや戦争、天災などがいっぱいあるよね・・・
そうね!SNSの発展、領土の奪い合い、異常気象で世界中がおかしくなってきているわ!
日本はまだまだ平和だと信じたいけど、世界と比べてどうなのかな?
本日は世界平和度指数と治安ランキングを紹介してきます!
まとめ
●世界平和度指数ランキング上位↑
- 1位はアイスランド(軍隊を保持していない事と紛争が0に等しい)
- 日本は17位(防衛費が膨大し近隣諸国との関係も悪化しているため)
●世界平和度指数ランキング下位↓
- 1位はイエメン(紛争や近隣諸国との関係も悪化している)
- 5位はウクライナ(ロシアによる侵攻が行われ非常に危険な状態)
●世界の治安ランキング上位↑
- 1位はシンガポール(法律で厳しく取り締まれていいて、治安が安定している)
- 日本は7位(刑法犯罪の認知件数が2023年より増加傾向)
●世界の治安ランキング下位↓
- 1位は南スーダン(紛争や内戦が絶えず行われている)
- 13位はブラジル(国際的なイベントが行われたが治安も発展途上)
世界平和度指数とは?
世界平和度指数(Global Peace Index)とは、2007年から毎年発表している世界の国々の平和度を数値化したランキングです。ほぼ全人口をカバーする163の国と地域を対象に、23種類の指標を用いて平和度を総合的に評価し、ランキングを作成しています。
世界平和度指数は、どの国がどれだけ平和に暮らせるかを数値で表したものです。スコアが低い国ほど、安心して暮らせる国だと言えます。
3つの領域から指数が試算され平和度をランキングしています。
- 社会の安全と治安(Societal Safety and Security)11種類の指数
- 継続中の国内および国際的な紛争(Ongoing Domestic and International Conflict)6種類の指数
- 軍事化(Militarisation)6種類の指数
2024年世界平和度指数ランキング上位↑
順位 | 国名 | スコア |
1 | アイスランド | 1.112 |
2 | アイルランド | 1.303 |
3 | オーストリア | 1.313 |
4 | ニュージーランド | 1.323 |
5 | シンガポール | 1.339 |
6 | スイス | 1.35 |
7 | ポルトガル | 1.372 |
8 | デンマーク | 1.382 |
9 | スロベニア | 1.395 |
10 | マレーシア | 1.427 |
11 | カナダ | 1.449 |
12 | チェコ共和国 | 1.459 |
13 | フィンランド | 1.474 |
14 | ハンガリー | 1.502 |
15 | クロアチア | 1.504 |
16 | ベルギー | 1.51 |
17 | 日本 | 1.525 |
18 | オランダ | 1.527 |
19 | オーストラリア | 1.536 |
20 | ドイツ | 1.542 |
●アイスランド(1位)
アイスランド(平和度指数スコア1.112)は2008年以来17年間連続での平和度指数世界1位となり、世界でも突出して高い平和度指数を更新しています。
下記の3点の理由からアイスランドは世界一平和指数の高い国とされています。
- 治安と安全性が非常に高い
- 国内外での紛争がほぼない
- 沿岸警備隊のみ有している(北大西洋条約機構(NATO)に加盟することで他国に依存)
●日本(17位)
日本(平和度指数スコア1.525)は世界17位となり、2023年の9位から8ランクダウンという結果になりました。
3つの領域で全体的にスコアを落としましたが、特に「軍事化」の領域で前年の1.333に対して2024年は1.725と大きくスコアが悪化しました。
日本の防衛費はGDPの1%未満に抑えられてきましたが、近郊諸国の緊張が高まる共に増え続けています。2027年度にはGDP比2%程度の防衛費になる予定です。
●ヨーロッパ
ヨーロッパ諸国が上位にランクイン理由として下記の3つがあります。
しかし近年ではロシアによるウクライナ侵攻が起き、ヨーロッパの平和が揺らいでいる状況です。
- 安定した政治体制(民主主義を確立し、法を整備し、権力の分立が行われている)
- 社会の安定性(高度の福祉制度や社会保障制度が充実している)
- 軍事費の抑制(NATO(北大西洋条約機構)を整備し集団防衛体制を構築している)
2024年世界平和度指数ランキング下位↓
順位 | 国名 | スコア |
1 | イエメン | 3.397 |
2 | スーダン | 3.327 |
3 | 南スーダン | 3.324 |
4 | アフガニスタン | 3.294 |
5 | ウクライナ | 3.28 |
6 | コンゴ民主共和国 | 3.264 |
7 | ロシア | 3.249 |
8 | シリア | 3.173 |
9 | イスラエル | 3.115 |
10 | マリ | 3.095 |
11 | ソマリア | 3.091 |
12 | 北朝鮮 | 3.055 |
13 | イラク | 3.045 |
14 | 中央アフリカ | 3.009 |
15 | ブルキナファソ | 2.969 |
16 | ミャンマー | 2.943 |
17 | ナイジェリア | 2.907 |
18 | コロンビア | 2.887 |
19 | パレスチナ | 2.872 |
20 | エチオピア | 2.845 |
●イエメン(1位)
イエメン(平和度指数スコア3.397)は世界ワーストとなり、2023年から大きく順位を落としました。
政治的な混乱と社会不安が深刻化、頻発する暴力的なデモや政情の不安定化、そして近隣諸国との緊張の高まりが、この国の治安を大きく損ないました。
●中東および北アフリカ
中東及び北アフリカがワーストランキングの上位にランクイン理由として下記の3つがあります。
- 宗教対立(イスラム教、キリスト教、ユダヤ教など、複数の宗教が共存し、歴史的な対立を抱えている地域が多く、紛争やテロの原因になっている)
- 民族対立(アラブ人、ペルシア人、クルド人など、様々な民族が共存しており、民族間の対立が政治不安定や内戦を引き起こす原因となっている)
- 資源争奪(石油などの豊富な天然資源を巡る争いが、国家間の対立や内戦の原因となっている)
平和度指数と治安ランキングの違い
上記で紹介した平和度指数は下記3分野を総合したランキングでしたが、治安ランキングは社会の安全と治安のみのランキングとなり、異なるランキングとなります。
治安ランキングは11種類の項目から算出し、住民の安全や治安をわかりやすく表現したランキングとなります。(紛争や軍事については一般的に知り得ないため)
●平和度指数
- 社会の安全と治安(Societal Safety and Security)11種類の指数
- 継続中の国内および国際的な紛争(Ongoing Domestic and International Conflict)6種類の指数
- 軍事化(Militarisation)6種類の指数
●治安ランキング
- 社会の安全と治安(Societal Safety and Security)11種類の指数
2024年世界治安ランキング上位↑
順位 | 国・地域名 | スコア |
---|---|---|
1 | シンガポール | 1.213 |
2 | アイスランド | 1.238 |
3 | ノルウェー | 1.267 |
4 | スイス | 1.303 |
5 | フィンランド | 1.308 |
6 | デンマーク | 1.315 |
7 | 日本 | 1.336 |
8 | スロベニア | 1.403 |
9 | カタール | 1.460 |
10 | 韓国 | 1.468 |
11 | オーストリア | 1.471 |
12 | オランダ | 1.482 |
13 | アイルランド | 1.488 |
14 | ニュージーランド | 1.502 |
15 | オーストラリア | 1.513 |
16 | クウェート | 1.519 |
17 | スウェーデン | 1.535 |
18 | チェコ共和国 | 1.559 |
19 | ポルトガル | 1.561 |
20 | イギリス | 1.569 |
●シンガポール(1位)
シンガポール(スコア1.213)は世界で最も治安が良く安全な国とされています。
下記の3点の理由からシンガポールは世界一治安のいい国とされています。
- 一人当たりのGDPが世界トップクラスため経済水準や国民の生活レベルが高い
- 社会福祉制度も充実しており、困窮者に対する支援
- 街中に多数の街灯や防犯カメラを設置することで徹底した犯罪防止
●日本(7位)
日本(スコア1.336)は世界7位となり、2023年の2位から5ランクダウンという結果になりました。
NHKによると刑法犯罪の認知件数が昨年件数を10万件以上上回り、ネットバンキングを狙った不正送金や、児童虐待の通告件数も過去最多となりました。
殺人や強盗などの「重要犯罪」は1万2372件で、30%増えていることが、治安の悪化につながっているかもしれません。
日本の治安も悪くなっているのは、本当みたいね!
2024年世界治安ランキング下位↓
順位 | 国名 | スコア |
1 | 南スーダン | 3.903 |
2 | イエメン | 3.878 |
3 | アフガニスタン | 3.794 |
4 | コロンビア | 3.755 |
5 | コンゴ民主共和国 | 3.737 |
6 | エリトリア | 3.682 |
7 | 中央アフリカ | 3.649 |
8 | イラク | 3.61 |
9 | マリ | 3.586 |
10 | ベネズエラ | 3.568 |
11 | ハイチ | 3.527 |
12 | ソマリア | 3.513 |
13 | ブラジル | 3.434 |
14 | スーダン | 3.417 |
15 | ナイジェリア | 3.408 |
16 | メキシコ | 3.357 |
17 | 南アフリカ | 3.316 |
18 | シリア | 3.289 |
19 | ミャンマー | 3.235 |
20 | エクアドル | 3.231 |
143 | ホンジュラス | 3.195 |
●南スーダン(1位)
南スーダンは2011年スーダンから独立直後から民族対立や権力闘争による内戦が続き、経済崩壊と治安悪化が深刻化し、世界で最も危険な国の一つとなっています。
多くの人々が貧困に直面していて生き延びるために犯罪に手を染めたり犯罪率の上昇や更なる治安の悪化を招いています。
しかし法の支配が確立されておらず、犯罪者はほとんど罰せられないため、犯罪が野放しになっています。
●ブラジル(13位)
ブラジルは豊富や天然資源、農業分野での優位性、製造業稼働率の増加、人口増加にり経済成長が著しい国の一つです。
2014年にはFIFAワールドカップ、2016年にはリオデジャネイロでオリンピックが開催されました。
一方下記の理由から治安が思わしくなく、今後さらなる経済成長が見込まれ中、国としてどう対策していくが楽しみです。
- 貧富の格差やスラム街の存在により麻薬取引や武器の密売などが多く行われている
- 警察の腐敗が深刻であり、犯罪組織との癒着や賄賂などが横行
- 若者の失業率の高さと教育の遅れが犯罪に加担してしまっている
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