
ANAのSFC修行して上級会員になって、ラウンジで優雅な旅を送りたいなぁ

そうね!上級会員になることで多くの特典を受けられるから、修行する人の意見もわかるわ!
結論
- SFCが不要な方:年に数回のみ国内線を搭乗する方・クレカで月4.7万円以下の決済「メリットを実感しづらい」
- SFCが必要な方:海外に年2回以上訪れスターアライアンス系の航空会社を選択できる方・クレカで月4.7万円程度の決済「LCCの安さよりも非日常を味わいたい」

アメリカの航空会社などは上級会員でも「ベーシック」チケットであると、ラウンジ利用不可など上級会員に対する改悪も進む可能性もあるから、よく考慮してね!
SFCとは?

SFCはSuper Flyers Cardの略称でANAのプラチナメンバー(上級会員)以上のメンバーがクレジットカードを発行することにより入手できるステータス(カード)となります。SFC会員になることによりANAまたはスターアライアンスに加入している航空会社便利用時にラウンジを利用したり、優先搭乗などの待遇が受けられます。
ANAのプラチナメンバーはSFCのクレジットカード発行するだけで半永久的に上級会員のため、世界的に見ても人気が高く「SFC修行僧」と言われる方が存在し、プレミアムポイント(一定数以上でプラチナメンバーになれる)のために飛行機に乗っています。
SFC会員になることで下記の優待やメリットを享受可能ですが、②優先チェックイン、④Gold Truckの利用、⑥ラウンジの利用、⑧スタアラゴールドの獲得が主に実感しやすい点です。特に海外出張や渡航が多い方などは世界最大の航空連合であるスターアライアンスに加盟している航空会社を選択すると優待を最大限受けられます。
- 予約時の空席待ちの優先:空席待ちを優先して取り扱いしてくれる
- 優先チェックインカウンター:特定の空港で荷物預けが優先的にできる・国際線の場合ビジネスクラスチェックインカウンターを利用可能
- 手荷物受取の優先:預け荷物がバゲージクレームから早く出てくる
- 専用保安検査場の利用:羽田、新千歳、伊丹、福岡でGold Truckを利用可能
- 手荷物許容量の優待:国内線だと20キロ追加無料・国際線だと追加1個預け荷物無料
- ANAラウンジの利用:同行者1名もANAラウンジが利用可能
- 優先搭乗:早く飛行機に乗り、荷物などを棚に上げられる
- スターアライアンス・ゴールドメンバー:25社の航空会社で利用可能なステータス獲得
SFC修行コストとランニングコスト

SFC会員になるにはANA便またはパートナー便の搭乗し1年以内(1月〜12月)に5万プレミアムポイントを獲得する必要があります。そのためにSFC修行僧と言われる方達が存在し、目標ポイント数を目指し一日で同じ路線を何往復もする方もいらっしゃいます。
航空券チケットとプレミアムポイントを除法(÷)することで求められる数値は「PP単価」と言われ、安ければ安いほど、SFC修行コストを低額に抑えられたことになります。一般的に国内線が7〜10円で国際線で10〜20円ほどです。(例7円の場合35万円、20円の場合100万円)
SFC会員になるための5万プレミアムポイント獲得後、クレジットカードのSFC化をする必要があります。しかしSFC化できるクレジットカードの年会費は11,275円が最安で毎年支払う必要があります。
- SFC修行に必要なコスト:35万円〜100万円
- SFC(スーパーフライヤーズカード)年会費(還元率1%):11,275円〜

もし会社の出張などでANA便を使いプレミアムポイント獲得できる方は、費用を抑えられるね!
SFC特典と特典金額

SFC会員になること多くのメリットを享受できますが、必要な支出額に対しどの程度リターンがあるのか比較するためざっくりではありますが代表的な3個の特典をお金に換算した場合の金額を紹介します。
①優先チェックインカウンターは最近オンラインチェックインやセルフチェックインが導入されているため必要性は下がっていますが、特に国際線で荷物がある際大変重宝します。長蛇の列に並ばず1時間程度時間を買い、免税店やラウンジなどで時間を過ごすことができます。
②専用保安検査場の利用は限られた空港や国になりますが、30分〜1時間程度時間短縮可能です。
③ANAまたはスターアライアンスラウンジの利用は近年国内線であれば有償の3,000円で利用可能で、出発前にソフトドリンクやビールなどが飲み放題です。一方国際線ラウンジは食事・ドリンク・シャワーが提供されており利用する価値は高いです。
SFC特典 | お金に換算した場合の金額 |
①優先チェックインカウンター | 4,000円 |
②専用保安検査場の利用 | 1,000円 |
③ANAまたはスタアララウンジの利用 | 3,000円(国内線)/5,000円(国際線) |
合計 | 8,000(国内線)/10,000円(国際線) |
SFC修行の損益分岐点

SFC修行をするか迷われている方向けに①クレカと②SFC会員の損益分岐点を紹介します。
①クレジットカードの年会費は11,275円で還元率1%となります。1マイルの価値は2円とした際の月4.7万円以上の決済で年会費以上の特典を受け取ることが可能です。
1ヶ月に10万円決済すると年間1.2万マイル貯められ、1マイルの価値は2円〜10円と言われているため、12,725円〜108,725円得することができます。
②SFC修行に必要なコストを35万円とした際、国内線に搭乗する際の価値が8,000円の場合44回以上利用することにより得をすることができます。国際線に搭乗する際の価値が1万円の場合35回以上利用することにより得することができます。
SFC会員はクレジットカードを保有するだけで永年上級会員を継続できるため、長くSFC会員になることで特典を受け続けることができます。移動の多い20代でSFCになる事をおすすめします。
- ①クレジットカードの年会費以上の特典を受けたい方は月4.7万円以上の決済が必要
- ②修行費35万円以上の特典を受けたい方は国内線であれば44回以上(月1の場合3.6年)、国際線であれば35回以上(年2の場合17年)の搭乗が必要
FSC vs MCC vs LCCのチケット差額

日本の空の競争は激しくFSC(ANA・JAL) vs MCC(Air DO・スカイマーク・ソラシドエア) vs LCC(PEACH・Jetstar)が同様の路線で価格やサービスを武器に凌ぎを削っています。
一般の消費者の立場としてはとても嬉しく、さらにSFC修行者やSFC会員にも価格面で大きなアドバンテージを受けることができます。路線によって異なりますが、FSCとMCCの価格差は10%〜15%です。
価格差である10%〜15%(約3,000円)を食費などに当てたいと考えるのか?SFC会員への投資?と考えるかは人それぞれです。ANAが最安値ではなくてもSFC会員の特典のためにお金を払えるのか?と自分に自問自答する必要があります。

SFC取得後もステータス活用のために多少お金を払う必要があるわ!
スターアライアンスおすすめ国際線

SFC会員になることで享受できるスターアライアンス・ゴールドメンバーですが、25社の航空会社の利用する際ラウンジアクセスや座席指定など多くの場面で活躍します。
スターアライアンスは世界最大の航空会社連合で190カ国、1,300以上の空港に達し、1日の運行は21,000便以上です。そんな中、チケット単価をお手頃でSFC特典を利用し恩恵を享受しやすいのも嬉しい点です。
北米線はユナイテッド航空とエア・カナダ、欧州線はルフトハンザ航空・LOTポーランドは航空・スイス航空、アジア線はシンガポール航空・タイ航空・中国国際航空・ターキッシュ航空などです。

長距離線はスターアライアンスの航空会社が安いイメージね!
まとめ

- SFCが不要な方:年に数回のみ国内線を搭乗する方・クレカで月4.7万円以下の決済「メリットを実感しづらい」
- SFCが必要な方:海外に年2回以上訪れスターアライアンス系の航空会社を選択できる方・クレカで月4.7万円程度の決済「LCCの安さよりも非日常を味わいたい」

SFCのために多少のお金を払う必要もあると思うのは理解するけど、海外にあまり行かないからな・・・

今後スターアライアンスの国際線で35回以上海外に行く方は修行をおすすめするわ!
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