【アメリカ正規大学留学】受験に必要なGPAの計算方法、必要なスコアは？

GPAとは？

GPAはGrade Point Averageの略称で日本語でいう内申点です。

アメリカが基準になって作られた成績の評定方法で、A〜F（Eなし）の５段階で評価されます。

ヨーロッパではA〜Fまで６段階で評価され、アメリカの点数が異なると同時に評価点数が逆になってきます。

アメリカ式GPA

成績評定/（Letter Grade)	比率（Percentage)	点数（Grade Point)
A（excellent）	90～100	4ポイント
B（good）	80～89	3ポイント
C（average）	70～79	2ポイント
D（passing）	60～69	1ポイント
F（failing）	0～59	0ポイント

日本式GPA

成績評価（Letter Grade)	比率（Percentage)	点数（Grade Point)
優またはA	80～100	4ポイント
良またはB	70～79	3ポイント
可またはC	60～69	2ポイント
不可またはD	0～59	0ポイント

ヨーロッパ式GPA

成績評定/（ECTS）	点数（Grade Point)
A（excellent）	1-1.3ポイント
B（very good）	1.7-2.0ポイント
C（good）	2.3-2.7ポイント
D（satisfactory）	3.0-3.3ポイント
E（sufficient）	3.7-4.0ポイント
F（failing）	4.3-5.0ポイント

【ドイツ正規大学院留学】必要なGPAの計算方法、必要なスコアは？

ドイツ大学院進学には日本と違うシステムの評価システムを通して、ドイツ式やヨーロッパ式（European Credit Transfer System）で提出する必要があります。評価基準や評価点も大学院によって異なってくるため大学院に確認してみましょう。

ugugufy.com

2022.02.06

算出方法

アメリカのGPAを理解したところで日本の評定からアメリカのGPAへ算出してみましょう。

単位数は日本の高校で週何回その授業があったか思い出してみてください。基本的に評定表に載っていると思うので、単位数を確認しましょう。

それぞれのポイントはポイントは成績によって決められているため、その数値を単位で掛けましょう。

科目	成績	単位数	ポイント	合計(単位数×ポイント)
英語	A or 優	4	4	16
国語	A or 優	4	4	16
数学	B or 良	3	2	6
化学	C or 可	2	4	8
歴史	D or 不可	0	4	0

上記のGPAは、以下のようになります。
GPA = （16 + 16 + 6 + 8 + 0 ）÷18 = 2.55

上の表と式を参考にしながら、自分のGPAを計算してみてくださいね。
(※日米教育委員会HPより引用：https://www.fulbright.jp/study/schedule/step4_01.html)

アメリカ大学受験に必要なGPAは？

アメリカトップ３大学に入学したい場合には以下の点数が平均になるようです。

日本式に戻すと優を5つほどと良を1つほどでしょうか？

• マサチューセッツ工科(MIT)大学　GPA3.7平均
• スタンフォード大学　GPA3.96平均
• ハーバード大学　GPA3.9平均

上記のGPA平均点獲得はアメリカの大学では簡単ではありませんが、多くの人がこれらの数字に近づける事により上記のような有名大学から入学許可を受け取っております。

しかし、アメリカのトップ大学を目指さない場合はGPAは特に大きな問題ではありません。

もちろんGPA2.0以下である場合や勉強を全くしていないためGPA1.3の場合は入学さえ難しくなってくるでしょう。

GPAは高いに越したことはないので、高校時代にできるだけ高く維持できるようにしましょう。

GPAが足りない場合

日本の大学と違いGPAに比重を多くおいていない欧米系の大学が多く、実績や経験によって必要GPAに達していなくても合格する場合もあります。

例えば何か特化してスポーツなどをしていた、世界チャンピオンであるなど特別な理由がある場合は、大学が望めばあなたに奨学金などを与えてくる可能性も出てきます。

まず、各大学のホームページで必要なGPAについて確認し、足りない場合大学へ問い合わせてみましょう。

また多くの場合で日本のGPAは第3社機関により採点されなければいけないなどの規定がある大学が多いため、計算によっては上記のよりもいいGPAになる可能性もあります。